なかなか連載を持てず、行き詰まった新人漫画家の鈴ヶ森ちか。
ふいに旅に出たいと思い、SNSで旅先のアンケートを取ってみると、思わぬ反響が!
行き当たりばったりの“ざつ旅”、最初の行く先は……福島県会津
またしてもネームがボツになったちかは、悪循環を断ち切るために再び旅に出ようとする。
アンケートの結果、今回の旅先は宮城県の松島に決定!
松尾芭蕉も訪れた日本三景を前に、新しい刺激を得ることはできるのか
宇奈月温泉にやってきたちかと暦は、露天風呂を満喫しながら翌日行こうと予定している黒部峡谷鉄道トロッコ電車に思いを馳せる。
しかし、まさかの予期せぬ事態が二人を待ち受けているのだった……!
先輩の漫画家・糀谷冬音に誘われ、ちかは冬音の友人の少女漫画家・天空橋りりと三人で京都へ。大人っぽいりりと妄想力溢れる冬音。
魅力的な先輩たちに感心していたちかだが、徐々にりりが“本性”を現し始め……!
久しぶりの一人旅は、栃木県の那須烏山市へ。
烏山線に乗車したちかは「滝駅」の名前に惹かれ途中下車をする。
無人駅なうえに次の電車は約2時間後!
雨の中、「滝」探しにいくと、思いがけない出会いが……。
粟島の温泉で癒やされたちかと暦は、翌日、未踏破の北ルートへ!
ジリジリ照らす真夏の日差し!最後に待ち受ける800mの上り坂!
果たして二人は無事に粟島踏破することができるのか……⁉
そして、「真夏の
伊勢湾に行く予定のちかは、りりから「神様に会いにいこう」と誘われ、三重県伊勢市へ。
伊勢神宮で英気を養い、グルメも満喫。
夜、お酒を飲んで赤らんだりりに見惚れていると、お酒との出会いを語ってくれて……
深夜バス、新幹線、フェリーを乗り継ぎ、広島県の宮島を目指すちかたち。
その道中、ちかは冬音に“漫画を描くときに大事にしているもの”を尋ねる。
日本三景最後の場所を前に、ちかは何かを得ることはできるのだ
アンソロジーの仕事が来たものの、筆が進まない!
気分を変えようと、ちかが向かったのは青森県。
八甲田山では天気の移り変わりに驚き、谷地温泉ではとろけるような心地に……。
旅で得た感覚を漫画に活かせるの
潮岬で初日の出を拝んだちかは、バスで熊野川沿いの道を行き、初詣のために熊野本宮大社へ。
そこで彼女が願ったものとは? 1月末、ちかは暦と岩手県の新花巻駅に来ていた。
しかし、どこか暦の元気がないようで
ちかと冬音は寝台特急に乗って、島根を目指していた。
冬音から一緒に行きたいと急に言い出したのに、なぜか列車の中では神妙な顔をしている。
りりの話題を出すとさらに落ち込んでしまい……。
二人の間に何かが
乗るバスを間違えたものの、親切な地元の乗客に助けられ、ちかたちは美保関行きのバスに乗ることができた。だが、りりからの返事は未だに冬音に届かず......。
ちかも不安になる中、美保神社で思いがけない人