元フィギュアスケート選手の明浦路司は、
スケートを独学で学ぶ少女・結束いのりと出会う。
司はいのりに正式なクラブへ入ることを薦めるが、彼女の母親は
不器用な娘にスケートを諦めさせることを望んでいた……
いのりと司の初めての試合・名港杯が開幕した。娘がスケートをすることに反対だった母や、憧れの姉も見守る中、いのりはリンクでの直前練習で氷にブレードを引っ掛けて転び、ジャンプも失敗してしまう。スケートを続
暫定で初級の第1位となったいのり。最終滑走者のミケは逆転を狙い、初級では誰も跳んでいない2回転のコンビネーションに挑む。抜群のリズム感と身体能力を持つミケの演技に、コーチの鞠緒も自信を持っていたが……