ウェニアス王国王立魔法学校の劣等生セービル。入学以前の記憶を失っている彼はどこか空虚な学校生活を送っていた。そんなある日、学長のアルバスから呼び出され、“魔女狩りのある地域で、魔法の有用性を広める”と
ロスや秀才少女ホルトと共に実習先へと旅立ったセービルだったが、未だに魔女を快く思わない存在が彼らをつけ狙っていた。一方、セービルたちとは別に実習先を目指す“獣堕ち”のクドーは魔女狩りのための戦闘集団<
<デア・イグニス>を退けたセービルたちは旅の仲間にクドーを加えて再び実習先を目指すことに。道中、ロスから様々なことを学び、身につけていくセービル、ホルト、クドー。お互いに過去や素性も明かし、皆の間には
猛獣のような見た目の“獣堕ち”に追われる少年ライオスを助け、実習先の村に辿り着いたセービルたち。村はずれの教会で出会ったのは、両目を眼帯で覆った神父だった。神父の話によると、実習生の監督官となる魔女は
攫われたホルトを救出するため、洞窟に突入したセービルとロス。そこで2人を待っていたのはセービルの記憶に微かに残る泥闇の魔女だった。彼女は「君は特別な存在だ」と恐ろしいほどセービルへの執着をみせ、村を奪
実習先で試験に見事合格したセービル、ホルト、クドー。泥闇の魔女ことゼロの指導の下、改めて特別実習をスタートさせる。新たな課題は魔法を使った仕事で村に貢献すること。ホルトは便利屋を開業し、クドーは診療所
魔法を仲間に当ててしまったホルトと、魔力切れで倒れてしまったクドー。落ち込む2人はさらなる成長のためゼロに相談しに向かう。しかし、あくまで魔力屋として振るまうセービルは、ゼロに「魔法使いを目指す気がな
森でセービルとライオスを襲った“災厄の残滓”。何者かが村に放った危険な存在に警戒心を高める一同。そんな折、魔法学校からホルデムがやって来る。「村の視察」が目的だと言う彼に、疑いの眼差しを向けるホルトた
記憶を取り戻したセービルだったが、いまだに“誰かを好きになる”という気持ちが分からずにいた。しかし、ホルトから“好き”という感覚を教えられたセービル。「僕はロス先生のことが好きなのかもしれない」と自分
教会の反魔女派から魔女の村に送り込まれた少年カディを監視するクドーたち。洗脳によって魔女や“獣堕ち”を敵視するカディだったが、しかし、リーリの作る美味しい食事や村での穏やかな日々は、彼の頑なだった心を
怪物となったカディを命懸けで止めたホルト、クドー、暴虐。その場に居合わせず、仲間の力になれなかったことに悔しさを滲ませるセービル。そんな折、魔女の村が反魔女派との戦場になるという知らせが届き、セービル
殺す準備を整えてくる敵に対して、殺さない準備を整えた村の面々。村には1万もの反魔女派の兵士が進軍してくるが、セービルたちが仕掛けた罠が敵を翻弄し次々と敗走に追いやっていく。そんな中、罠をかいくぐり、進