ゆう子の同級生・みな子の恋人はやり手の青年実業家・青沢。彼のファイトを支えて来たのは”幼い頃母に捨てられた”と言う悔しさだった。そんな青沢の前に20年振りに母親が現れたが・・・
パリ支局長、時山が帰国。その娘・悦子はパリの学校で箸をからかわれた為、大の箸嫌いになった。士郎は箸作りの本場・吉野に悦子を伴いその魅力を認識させるが、箸の作法を巡って雄山に一喝される。
雄山絶賛のフグの店に海外赴任を間近に控えた夫婦が訪れる。だが数日来の不漁で肝心の白子がない。落胆する夫婦。そこで雄山と士郎は白子に匹敵する物を夫婦に御馳走することになる。勝負だ!!
花村と三谷の結婚が決定。が、披露宴に予定したレストランのオーナーシェフ・中里が入院。士郎はその息子・靖夫に代役を頼む。花村への想いを乗り越えて、最高のフォン・ド・ヴォーを!
東西新聞のアルバイト・天野は岩手出身の浪人生。お国訛りを気にする余り、無口が災いしてクビになる。士郎は途方に暮れる天野に彼の特技・民謡の喉を生かせるアルバイトを紹介するが・・・
東西新聞は大韓書籍と提携、韓国文化紹介の本を作る事になった。その祝宴の進行役は富井。精一杯務めるが何故か金社長は怒り、席を蹴る。理由の判らぬ大失敗に号泣する富井だが士郎は・・・
野菜で究極と至高の戦いをする山岡と雄山。ただし今回は雄山の提供した無農薬キャベツを使っての勝負。素材の持ち味を最大限に引き出した雄山の料理に愕然とする山岡だが・・・。
キャベツの対決で負けた山岡はカブで巻き返しを計るが雄山は自分の料理に満足せず勝負は延期となった。そんな折、田舎から出て来た荒川の母の料理を食べた山岡はこれだ!?とひらめく。
中松警部の幼馴染で一膳飯屋の主人・半吉は善良な男。彼は同じ長屋出身の歌手・明日香まゆみと婚約していたが、人気が出るにつれ彼女は彼から離れていった。ある日まゆみに大変な災難が・・・。
士郎はある夜新宿でチンピラにからまれていた少女を助ける。事情を聞くと彼女は、社会的名士だが冷めた関係の両親に反発して不良になろうと夜の街に来たと言う。士郎は彼女の両親に会うが・・・。
立ち退きを迫られている孤児院を救う約束をした士郎。その時のオーナーは洋東物産の盛口会長だ。士郎は洋東グループのホテル落成パーティで盛口に近づく。からあげが孤児院を救えるか!?
餃子チェーン店「お春」の餃子は山脇社長が苦楽を共にした亡き妻が決めた素朴な味だ。しかし最近は急成長の競合店「一本槍」に押され気味。山岡と山脇は「一本槍」へ試食に乗り込むが・・・
「お春」・「一本槍」の対立は、雄山がからんで”究極対至高”の戦いに発展する。山岡は”究極の餃子は餃子の王道・本道を追求してこそ完成する”との信念で勝負に臨む。雄山の餃子は?
映像作家の房元は天才肌だが己の感受性に反する物を認めない。TVプロデューサー・田中も”ムシが好かない”で一蹴された。房元を説得すべく士郎はエイと鮫の料理で彼の”感受性”に挑戦する!
鮫料理は房元を納得させたが、エイ料理は雄山を巻き込んで、”究極・至高”対決のテーマとなってしまう。クセのある素材の持味を最大に生かす方法とは何か?士郎と雄山の感受性に以外な共通点が・・・。
富井副部長が左遷!?きまじめな氷山人事局長は落ちつきの無い富井が我慢ができないという。すっかり落ち込んだ富井を何とか助けようと士郎は大原社主と相談して江戸の味の会を開く事にする・・・。
孫娘の結婚費用のためイカ300キロを1ヶ月で完売しようと行商するお婆さんだが交通事故で大ケガ。話を聞いた士郎はそのイカを社内販売で捌こうとするが、イカ嫌いの総務部長の待ったがかかる。
多山財閥の御曹司がゆう子を見初めた。士郎をライバル視した多山は「食は三代」の持論を持つ評論家の竹原を使って味覚を試させる。士郎に恥をかかせゆう子に助け船を出して点を稼ぐ企みだが・・・。
社員食堂シェフ・相川は昔、放浪三昧で自分の店を潰し離婚。別れた妻子に未練充分だが信用は簡単に取り戻せない。そんな時テレビの社員食堂対抗戦出場が決定。得意の誠実コロッケで優勝・復縁なるか?
名門料亭の息子・足田が大金を使い遊び狂っている。彼を振った女が「もっと贅沢な暮らしがしたい」と言った反動で料理人の身に絶望したのだ。今だに彼を愛する元婚約者・信子は士郎に助けを求める。
富井副部長の息子ヒトシの運動会に出場することになった士郎とゆう子。そこで士郎はヒトシの同級生マサシが、体が弱いことを理由に「モヤシ」といじめられていることを知る。士郎のモヤシ料理でマサシを救えるか!?
「ワールド」副編集長・アーサーは士郎の協力で”日本文化丼論”を書き、大成功。それを見たフリーライターのアンナは「日本文化はのり巻だ」と主張し、記事採用を求めるがアーサーは納得しない。
世界の一流レストランが東京に支店を出し始めたのを機に「世界味めぐり」の企画を練る士郎たち。そこで評論家の桜田に協力を依頼するが断られてしまう。理由はレストランに行けばわかるといわれて・・・。
名人と言われた先代が死に、老舗天ぷら・銀屋は息子の則夫が継いだが客は極端に減った。腕は父親に劣らぬ彼ゆえに理由が判らず悩む。客の心理を見抜いた士郎は彼が先代を超える為の活路を発見!
浮浪者の辰さんの仲間に入った信は料理上手。大阪のレストランのオーナーシェフだったと言う。店は繁盛、順風満帆の彼がなぜ妻子を置いて蒸発したのか?意外な事情を聞いて力を貸す士郎達だが・・・。
士郎はドイツの豪華客船のシェフ・寺杉に、彼が昔修行をしたドイツ料理店・ハンザの味を確認してきて欲しいと頼まれた。彼はかつてオーナーの娘と婚約までしたが、不幸な事件のために別れたきりだと言う。
日本画の大御所・清谷吟香は京極の喧嘩友達。京極の自慢の松茸に”海にもこれに劣らぬ物がある”と張り合う。初夏・それをとろうと海に潜った吟香が脳内出血で倒れた。海のマツタケご飯とは何か?
母親の蒸発で残された幼い兄妹。しばらくの間、塾の経営者・幡中が二人の面倒を見てくれることになった。ある日、塾のピクニックで彼の作ったお握りの梅干しを捨ててしまう兄妹。幡中は厳しく咎めるが・・・。
祇園祭りの帰りに士郎は陶人の妻・領子に頼まれた鯖寿司を買うが、事情を知らぬゆう子達に食べられてしまう。領子は自ら不足分を作るが、食べた陶人が食中毒で入院。原因は領子の腕か?それとも!?
夕刊連載直前の作家・加村はスランプが長く、今回も書出しに苦しんでいる。部長の依頼で彼を訪ね、その妻に焙じ茶の入れ方のコツを教える士郎だが暴君・加村と従順な妻に亡母と雄山の姿が重なる。
ゆう子の祖母・たま代が助けた暑気当たりの易者は会社相談役の大柱。毎日看病に通った、たま代だが今度は自分が暑気当たり。恩返しにと自らそうめんを作る大柱だが、たま代の食欲は回復しない。士郎の出番だ!!
士郎は中松警部に保護された記憶喪失の男を記事にした。それを見て妻が現れ、男がカレーショップの店主であると判る。しかも過去に傷持つ妻は夫を愛する故に彼の記憶の回復を恐れているようだ・・・。
まり子の叔母・輝子と偶然知り合った士郎。彼女は美人だが気位が高く、長年の恋人・片森に対しても高慢さ故に婚約を逃しかけている。一計を案じた士郎は輝子の好物で片森に彼女を諌めさせる。
二都銀行会長は孫・まり子の見初めた士郎の評判を探りに東西新聞へ。だが社主の語る士郎像は最悪。その日陶人の作品をうけ取る席で偶然士郎と同席した会長は悪しき先入観を覆す事件に遭遇する。
小泉局長は辛し明太子が大好物。だがフリーの写真家・近城がその味を否定した事から士郎をも巻き込んでの大喧嘩に発展。3日後に"岡星”で争いの決着をつけると宣言した士郎だが・・・!?
ゆう子の同級生季子とその恋人、教一は大変な美男美女。だが互いに相手を裕福な令嬢・御曹司と思い込み”自分のような者は相手に相応しくない”と悩む。二人の滑稽な誤解に一計を案じる士郎。
数年前に消えた妻・冬美発案の豪華鍋焼うどんを京極や士郎達に振舞う岡屋。そにに良三が駆け込み、スキー場で彼女に偶然会ったと言う。岡屋は即座に現地へ。思い出の鍋焼うどんに冬美の心は!?
大原社主の自宅に年始に集った文化部一同。そこへ大原の幼友達でライバルの大金持・大河が乗込んで来る。金にあかした鯛料理で次々に無礼な挑発を受けた大原は、士郎に名誉挽回の期待を託す。
風邪で会社を休んでいる士郎を見舞ったゆう子とまり子。そこで出会ったのは中川の妻で士郎の育ての親的存在の「ちよ」。二人を士郎の花嫁候補とみなしたちよは咄嗟の出来事を利用し、二人に花嫁試験を!?
写真家・近城は料理の写真に今一つ情熱が持てない。貧しい幼少期の御馳走だったカジキの刺身と、食べさせてくれた母をかつて食道楽の師匠達に愚弄された事が原因。士郎はカジキ漁取材に近城を伴い、その真価に迫る!
ピザレストランに足繁く通う島高部屋の鏡洋。目的は相思相愛のオーナーの妹・とし子だが、ちゃんこ絶対主義の親方に結婚話を打明けられずにいる。話を聞いた士郎とゆう子は彼の為に一計を案ずる・・・。
まり子の祖父が、婿取りの伏線として士郎に大レストラン経営を依頼。心動く士郎だが結局、僥倖に頼らぬ人生を選ぶ。士郎はその志をまり子の祖父に伝える場にいわし料理専門店・佐伝を選ぶ。
菓子対決を控え、和菓子「甘善堂」主人宅へ陶人設計の茶室を見学に来た士郎は、偶然訪れた雄山に”菓子の本質はこの茶室の中にある”と謎をかけられる。この意味を解いて士郎は勝負に臨めるか!?
小泉局長最愛の猫・パシャが消化不良をきっかけに拒食症に。大好物のアジの干物も効果なし。このままでは命が危ないと士郎に泣きつく小泉。対策を探る内、士郎は干物作りの現状に思い当たる。
借金の肩代わりに結婚資金を失った写真家・荒川に、美術品蒐集家・佐高が木彫りのきかザル入手の代理交渉を依頼。持ち主は荒川と親しいが一刻な松森。高額の成功報酬を約束され荒川は松森邸に足を運ぶが・・・
第一志望の有名大学失敗のショックで第二志望の名門にも行かないとぐずる社主の孫・公一。大学を名前で選ぶ愚を諭すため、カレイ漁に公一を連れ出す士郎だが彼自身の判断するカレイとヒラメの差は?
田畑との結婚迫る荒川は恩師・木曽友二に披露宴出席を諸うが近年の披露宴を愚劣と考える木曽の怒りを買う。見かねたゆう子は木曽と懇意の雄山に取りなしを頼むが、厳しい試練を受けるはめに!
雄山の説得で木曽の出席が実現。あとは荒川・田畑の披露宴を舞台とした”究極”が披露宴の本質を体現した雄山の”至高”に勝てるかどうかが問題だ。”至高”を凌ぐ士郎の”究極の披露宴”とは!?
究極と至高のメニューの次なる対決テーマは長寿料理に決定した。士郎とゆう子らは料理のヒントを得るため、長寿県・沖縄を訪れる。だが、行く先々で至高のメニューを手がける雄山に遭遇。やがて究極と至高の両陣営は
今回の対決テーマは「ご飯のおかず」に決定した。士郎、雄山ともに出されたご飯には、どちらも香ばしい「香り米」が使われていた。その「香り米」にからみ、雄山はコメの輸入自由化問題を取り上げ、日本米の危機を訴