迷宮都市オラリオ。その都市の象徴ともいうべき『ダンジョン』にこだまする魔獣の咆哮――新米冒険者・ベル・クラネルは、まさに絶体絶命の危機を迎えていた。少々残念な神・ヘスティアの唯一の眷族となり、はや半月
18階層にて黒い階層主(ゴライアス)を撃破し、無事に生還した【ヘスティア・ファミリア】所属のベル・クラネル。ダンジョン探索の合間に開かれたささやかな酒宴。その席でベルは、他の冒険者から、あからさまな挑
団長であるベル・クラネルの急速な成長、【戦争遊戯】での勝利、
そして団員の拡張などで迷宮都市においても存在感を増し続けてい
る【ヘスティア・ファミリア】。ダンジョンの進攻階層も順調に伸
ばし、彼らは1
異端児(ゼノス)の救出、好敵手(アステリオス)との戦闘を経て、Lv.4への昇格(ランクアップ)を果たした 【 ヘスティア・ファミリア 】 の冒険者、ベル・クラネル。それに伴い派閥のランクも上昇、ベル達
異常事態(イレギュラー)が幾重にも折り重なった、ダンジョン下層、そして深層の死闘の数々――そこから無事生還を果たしたベル・クラネルと【ヘスティア・ファミリア】の面々。
仲間の昇格(ランクアップ)や、ダ
シルからの恋文で女神祭デートに誘われたベル。常日頃とは異なる雰囲気に戸惑っていたところを【フレイヤ・ファミリア】の幹部、ヘディン・セルランドに拉致されてしまう。
ヘディンの目的は『シルを喜ばせる』ため
女神祭当日――そしてシルとのデート本番。
「私を……さらってください」――その一言でふたりのデートは逃走劇に一転する。ふたりを追うのはヘスティア、アイズ、豊穣の女主人の店員……そしてどういう訳か【フレ
【フレイヤ・ファミリア】の激しい追撃をかいくぐり、なんとか逃げおおせたベルとシル。すっかり日が暮れ、更には逃走劇の際に運河に飛び込んだため、ずぶ濡れ……。そんな状況でシルがベルを引き入れたのはベッドが
街娘から向けられた好意に、ベルは正面から向き合い……そして拒んだ。自身の憧憬から目を背けることはできないからと。
――それがすべての始まりとなった。女神は神意を固め、なりふり構わずベルを『獲り』にいく
迷宮都市は『捻じ曲げられた』――他ならぬ女神フレイヤの魅了の権能によって。都市の人々は【ヘスティア・ファミリア】のベル・クラネルを忘れ、覚えているのは【フレイヤ・ファミリア】のベル・クラネルのことだけ
【フレイヤ・ファミリア】の眷族としての過酷な鍛錬と、優しき美の女神からの寵愛の日々――そんな日常に次第に馴染みつつあるベル。
だが、ベル以外の『世界が捻じ曲がる』以前の記憶のある者たちは現状を黙って見
ベルを手中に収めるため、あらゆる手を尽くし、不穏分子を悉く潰し続けるフレイヤ。その範囲は『シルのお気に入り』であったはずのアーニャやリューにまで広がっていた。
その一方で、どれほど傷つき、どれほど愛に
ミアの叱咤、そしてアイズの言葉により、自身が【ヘスティア・ファミリア】であることに確信を持ったベル・クラネル。だが、捻じ曲がった世界で監視も厳しいベルに打てる手はなく――。
そんな中、【フレイヤ・ファ
ヘスティアの権能により、フレイヤの目論見は潰えた――が、フレイヤはヘスティアにベルを賭けた戦争遊戯(ウォーゲーム)を提言する。そこに【フレイヤ・ファミリア】の存続、フレイヤ自身の天界送還すら賭けてもい
迷宮都市(オラリオ)史上最大の戦争遊戯(ウォーゲーム)『神探し(ハイド・アンド・シーク)』の幕が切って落とされた。派閥連合の全ての神が持つ花を奪われる前に、フレイヤを見つけ、彼女が持つ花を奪うこと――
昇格(ランクアップ)したベルの【英雄願望(アルゴノゥト)】最大畜力(フルチャージ)による「聖火の英斬(アルゴ・ウェスタ)」――少年の最大の一撃すら都市最強には通じなかった。
そこから始まるのは圧倒的な
Lv.6にまで昇格(ランクアップ)したリューの参戦、そして、誰もが予想し得なかったヘディン・セルランドの行動により盤石だった都市最強派閥にできた、僅かな綻び……その小さな勝ち筋を逃さぬよう絶望的な戦い
助太刀、裏切り、そして成長――今や戦争遊戯(ウォーゲーム)の戦局は神々すら見通せないほどの未知に包まれていた。迷宮都市でも指折りの実力を誇る【フレイヤ・ファミリア】の『強靭な勇士(エインヘリヤル)』た
獣化という最後の切り札を切った【猛者(おうじゃ)】オッタル。対するは、春姫の階位昇華(レベル・ブースト)をその身に受けたリュー、ミア、ヘディン……そしてヘスティアからステイタス更新も受けたベル・クラネ