第1話 ふつつかな悪女でございますが
詠国(えいこく)後宮内の『雛宮(すうぐう)』で暮らす名家の一つ、黄家(こうけ)の雛女(ひめ)・玲琳(れいりん)は美しく聡明で、皇太子・尭明(ぎょうめい)からの寵愛を受けていた。しかし乞巧節(きっこうせ

第3話 胸を広げ、視線は前に
入れ替わりから四日。朱駒宮(しゅくぐう)の小屋に追いやられた慧月(玲琳)は、慧月の健康な体で毎日のように農作業に打ち込んでいた。誰にも心配をかけない自由を楽しみながら、慧月(玲琳)は充実した日々を送る